関西圏の観光バブルを経て、淡路島はかつてないほどのインバウンドと国内旅行者で賑わっている。新しいおしゃれなカフェやグランピング施設が乱立する中、旅人が最終的に求めるのは「その土地の歴史が育んだ本物の食」だ。きとらは、そうした時代の変化の中でも決してブレない。
いわゆる「映え」だけを意識した小手先の料理とは一線を画す。盛り付けの美しさはもちろんのこと、ボリューム、そして何よりも「魚そのものの生命力」で勝負している。SNSでの口コミが世界中に広がり、今やアジアや欧米からの個人旅行客も、スマートフォンの地図を片手にこの暖簾をくぐるようになった。