逮捕の一報が流れた瞬間、現場周辺には信じがたい動揺が広がりました。渋谷元受刑者は地元で賃貸マンションを複数所有する資産家の家系に生まれ育ち、事件当時は被害者リンさんが通う小学校の保護者会会長を務めていました。児童の通学路交差点に立ち、黄色い旗を振って子どもたちに「いってらっしゃい」と声をかける姿は、地域住民にとって「熱心で面倒見の良い父親」そのものに見えていたのです。
しかし、捜査の進展とともにその仮面は剥ぎ取られていきます。押収されたキャンピングカー内部や自宅の捜索では、極めて歪んだ性的嗜好を示す大量のアダルトビデオや幼女を被写体とした画像データが押収されました。捜査関係者の証言によると、渋谷元受刑者は日常的に女児に対する執着を抱いており、キャンピングカーを外部から中が見えない「動く密室」として犯行に使用したと断定されています。
被害者リンさんとの関係性について、渋谷元受刑者は通学路の見守り活動を通じて彼女の通学時間や歩行ルートを完全に把握できる立場にありました。警戒心の薄い登校時間帯を狙い、顔見知りの安心感を悪用して連れ去った極めて卑劣な手口です。取り調べに対し、男は逮捕直後から雑談には応じるものの事件の核心については完全黙秘を貫き、反省や遺族への謝罪を一切口にすることはありませんでした。