インターネット上の掲示板やSNSで頻繁に語られるのが、田中にまつわる「実は冷酷なサイコパスではないか」という疑惑です。火付け役となったのは他ならぬ相方・太田光であり、ラジオ『爆笑問題カーボーイ』などで「田中は人の心がない」「感情の起伏が常人と違う」と数々の奇行エピソードを披露してきたことに起因します。
実際に語られるエピソードには、ペットの猫に対しては常軌を逸した愛情を注ぐ一方で、身内の不幸や相方の深刻な悩みに対して驚くほどドライに接した話や、高校野球の勝敗・競馬のオッズ表に対して感情を一切交えずに膨大な数字を暗記し続ける姿などが挙げられます。しかし、臨床心理学の観点から見れば、これは「反社会的なサイコパス」ではなく、「極めて高い合理主義と情動の分離能力(認知的知性への特化)」と解釈するのが妥当です。太田という感情過多で繊細な天才クリエイターと40年近くコンビを継続できたのは、田中のこの「他者の感情に引きずり込まれない冷徹なメンタル」があったからこそと言えます。
また、2009年に報じられた前妻との離婚理由についても、ネット上では様々な憶測が飛び交いました。2000年に一般女性と結婚した田中ですが、約9年の結婚生活の末に協議離婚が成立。離婚届提出後に前妻の妊娠・出産が発覚したことで週刊誌等に騒ぎ立てられた経緯があります。しかし、田中自身は記者会見で潔く状況を説明し、元妻を一方的に責めることなく「生活のすれ違いが原因であり、双方が納得した上での前向きな決断」と誠実に対応。ドロ沼化させずに幕を引いた対応力は、田中の感情的な引きずりの少なさと高い問題解決能力を物語っています。