横浜市港北区日吉の緑豊かな環境に位置する日大高校。その広大なグラウンドでは、早朝から選手の威勢の良い声とスパイクが芝を刻む音が響き渡る。近年、同サッカー部が急速に力をつけている最大の要因は、長年培われてきた泥臭いハードワークの精神に「データアナリティクス」を組み入れた点にある。
2026年現在の高校サッカー界では、GPSデバイスや映像解析アプリの活用が一般化しているが、同部は一歩先を行く。各選手の位置取りや走行距離、スプリント回数だけでなく、相手チームのビルドアップにおける癖やスペースの生まれ方を即座に可視化。選手自らがタブレットを手に取り、ハーフタイムや練習後に議論を交わす光景はもはや日常だ。