単なる「見る対象」から「一緒に育てる対象」へ。ファンとの距離感の近さも、このブームを支える重要な要素だ。ファンは単にグッズを買うだけでなく、クラウドファンディングを通じて地方の耕作放棄地を再生するプロジェクトや、廃校を利用したイベントスペースの建設に直接参加できる。
「自分が応援することで、本当に街が変わっていくのが目に見えてわかる」と、都内在住の20代会社員は熱っぽく語る。消費行動そのものが社会貢献につながるという実感が、現代の若者にとって最大の価値となっているのだ。これは従来のアイドルビジネスとは一線を画す、新しい形のコミュニティ形成と言える。