心が乱れる原因を探ると、単なる独占欲だけではない複雑な心理が見えてくる。心理学の視点では、嫉妬とは「自分たちが築いてきた特別な領域が他者によって侵食される恐怖」から生じる防衛反応だと定義されている。恋愛心理学の研究でも、パートナーが異性の友人と共有する「世界観」や「ノリ」が、時に本来のパートナーシップの親密感を脅かすことが指摘されている。
大ヒット映画『花束みたいな恋をした』で描かれたように、趣味やサブカルチャーの深いシンクロは、恋愛感情そのもののコアを形作ることがある。もしパートナーが自分ではなく別の異性と最新のエンタメや映画について熱く語り合っていたら、嫉妬や居心地の悪さを感じるのは自然な感情だ。株式会社リクルートが実施した意識調査でも、パートナーの異性関係において「2人きりでの外出」や「深夜のプライベートな連絡」に対して疑問やモヤモヤを感じる人が半数以上に達している。