二人のキャリアの原点は、対照的でありながら熱量は等しい。松村雄基といえば、1984年の伝説的ドラマ『スクール☆ウォーズ』での圧倒的な存在感が今なお語り継がれる実力派俳優だ。鋭い眼光と誠実な演技で幾多の人間ドラマを熱演し、独自のポジションを確立した。
一方、氷川きよしは2000年のデビュー以来、圧倒的な歌唱力と気品あるルックスで「演歌界の貴公子」として一世を風靡。一見すると接点が薄そうな二人を結びつけたのは、表現に対する妥協なき姿勢だった。芸能界という特殊な環境で、本当の自分を偽らずに生きる苦悩。それを共有できたことが、距離を縮める決定的な理由となった。