ヴィジュアル系のライブは、ステージと客席が一体となって作り上げる「フリ(動作)」が醍醐味です。曲の展開に合わせて観客全員が一糸乱れぬ動きを見せる光景は圧巻ですが、初参加の際には最低限のルールとアクションを把握しておくと安心です。
フロアで頻繁に行われる主なアクションには以下のようなものがあります。
ヘドバンの種類:
頭を激しく振るヘッドバンギングにも多彩なバリエーションが存在します。 首を縦に振る標準的なヘドバンに加え、上半身ごと深く折り曲げる「折りたたみ」、頭を円状に回す「8の字ヘドバン」、床にひざまずいて頭を打ち付けるように振る「土下座ヘドバン」など、楽曲の激しさに応じて使い分けられます。
咲き(さき):
お気に入りのメンバーの名前を叫びながら、両手を大きく斜め上に広げてアピールするポーズ。「メンバーという花を咲かせる」という意味合いが込められています。
手扇子(てせんす)・逆ダイ:
胸の前で両手をひらひらと動かす「手扇子」はミディアムテンポやメロディアスな場面で使われます。一方、サビや間奏で客席からステージ前方へ一斉に突撃する行為を「逆ダイ(逆ダイブ)」と呼びます。
ライブハウスには安全面に関する暗黙のマナーも徹底されています。ヒールや厚底靴は他人の足を踏んで怪我をさせる恐れがあるためスニーカーが鉄則であり、長い髪は周囲の視界や邪魔にならないよう後頭部でまとめるのが基本です。
また、最前列を仕切るファン同士の交渉(最前交渉)や場所取りなど、コミュニティ固有のローカルルールが存在する会場もあるため、初心者はまず中列から後方で全体の流れを観察しながら楽しむのが賢明です。