彼らがこれまでに生み出してきた楽曲は、時代や世代の壁を軽々と飛び越えて愛されている。甘酸っぱい片思いの苦悩を描いた「高嶺の花子さん」や、冬の定番ソングとして定着した「クリスマスソング」は、聴く者の個人的な記憶と強く結びついて離れない。登場人物の情けない部分や格好悪い感情を包み隠さず描くスタイルこそ、清水依与吏という作詞家の真骨頂だ。
さらに、コロナ禍で目標を失った高校生たちのために書き下ろされた「水平線」は、YouTubeでの再生回数が億単位に達し、Spotifyなどの主要ストリーミングサービスでも長期間にわたりチャート上位を独占した。痛みに寄り添い、名もなき感情を美しいJ-POPへと昇華させる手腕は、現代の音楽史に深く刻まれている。