日本国内の丸亀製麺では定番の「釜揚げうどん(並)」や「かけうどん」が手頃なワンコイン前後で味わえますが、アメリカの店舗における価格設定は大きく異なります。
現在のアメリカ店舗におけるうどん1杯の値段は、プレーンな「かけうどん(Kake Udon)」で約8.90ドル〜9.50ドル、人気の「肉うどん(Niku Udon)」や「チキンパイタンうどん」になると12ドル〜15ドル前後が相場です。1ドル=150円台で換算すると、1杯あたり約1,400円〜2,300円に達するため、日本の感覚からすると高級に見えるかもしれません。
しかし、激しい物価高(インフレ)が続くアメリカの現地感覚では、この価格は「驚異的なコストパフォーマンス」として受け止められています。現地で一般的なラーメン専門店に入れば、ラーメン1杯で18〜23ドル、トッピングやドリンクを頼めば簡単に25ドルを超えてしまいます。本格的な日本食でありながら10ドル台前半で満腹になれる丸亀製麺は、学生からファミリー層まで幅広い層にとって極めて頼もしい選択肢なのです。
さらに見逃せないのが「チップ事情」です。アメリカの一般的なフルサービスレストランでは、合計金額に対して18%〜22%程度のチップを上乗せして支払うのが慣例化しています。一方、丸亀製麺はトレイを持ってカウンターを進む「カフェテリア形式(セルフサービス)」を採用しているため、会計端末(タッチパネル)でチップの有無や少額を選択できる仕組みになっています。高額なサービス料に頭を悩ませる現地の消費者にとって、この会計システムの手軽さと明朗さも支持を押し上げる大きな要因となっています。