那覇空港から直行!沖縄最大級の食の宝庫いとまん現地徹底取材

那覇空港から直行!沖縄最大級の食の宝庫いとまん現地徹底取材

道 の 駅 いと まんは、南国特有の湿り気を帯びた潮風と威勢のいい海人の掛け声が交差する、沖縄県内屈指の巨大拠点だ。那覇空港から車を南へ走らせることわずか20分。本島最南端の糸満市に位置する広大な敷地には、朝採れの島野菜や水揚げされたばかりの鮮魚を求め、開店直後から地元民と国内外の旅人が押し寄せる。国土交通省が選定する「重点道の駅」にも名を連ねるこの場所は、単なるドライブ途中の休憩施設という枠組みを軽々と超え、地域の暮らしと経済が直結する巨大な生活結節点として確固たる存在感を放っている。

週末ともなれば、広大な駐車場は瞬く間に満車となる。全国に数あるロードサイド拠点を見渡しても、道 の 駅 いと まんが放つ生々しいまでの活気と土着のエネルギーは群を抜いている。観光用に過剰に演出されたリゾート空間ではない。島の胃袋と漁師・農家のプライドが直結した熱気が、ここには渦巻いている。

漁師町の誇りが息づく「お魚センター」の鮮烈な熱気

敷地の東側に位置する「お魚センター」の引き戸を開けると、一気に冷気と磯の香りが全身を包み込む。通路の両脇にびっしりと並ぶのは、糸満漁業協同組合の仲買人や鮮魚店直営のブースだ。氷の上に鎮座する鮮やかな赤仁ミーバイ(スジアラ)、銀色に輝くタマン(ハマフエフキ)、そして県内トップクラスの水揚げ量を誇るマグロの短冊。どれも数時間前まで海を泳いでいたものばかりだ。

ここで圧倒的な人気を誇るのが、その場で選んで食べ歩くバイキングスタイル。串に刺されたマグロのトロ炙り、ウニソースをたっぷり塗って香ばしく焼き上げたホタテや大エビ、新鮮な生牡蠣が1ピース数百円から手に入る。小銭を握りしめた客たちが、目移りしながらトレーを魚介で埋めていく光景は圧巻だ。屋外のテラス席でオリオンビール片手に獲れたての海鮮を頬張る時間は、旅の記憶に強烈な輪郭を刻み込む。

「うまんちゅ市場」に見る沖縄農業の底力と旬の恵み

鮮魚の熱気から一転、隣接する「ファーマーズマーケットいとまん・うまんちゅ市場」へ足を踏み入れると、今度は土と緑の濃密な香りが迎えてくれる。JAおきなわが運営するこの直売所は、県内最大級の売り場面積を誇り、糸満市を中心とした農家が毎朝軽トラックで運び込む新鮮な作物が並ぶ。

島ラッキョウ、ゴーヤー、へちま(ナーベラー)、島ニンジン。スーパーでは見かけない不揃いで巨大なパパイヤやハンダマが、驚くほどの手頃な価格で山積みにされている。夏が近づけば、贈答用の高級マンゴーから地元消費用のパッションフルーツまで、甘い芳香が売り場を満たす。生産者の名前が太字で印字されたラベルからは、土と向き合う島人の誇りが静かに伝わってくる。

鈴木 陽菜
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鈴木 陽菜

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