当日券とは、文字通り「公演やイベントの開催当日に販売される入場チケット」を指します。音楽ライブ、演劇、スポーツ観戦、テーマパーク、美術館など幅広い興行で設定されていますが、事前に販売期間が設けられている「前売り券」とは明確な違いが存在します。
最大の違いは「販売タイミング」と「座席の確定度」です。前売り券が数週間〜数カ月前に抽選や先着で販売され、事前に座席が割り振られるのに対し、当日券は公演当日に残っている座席や追加枠に対してのみ発行されます。
完売したはずの人気公演でなぜ当日券が出るのかというと、主に以下の3つの背景があります。
ひとつ目は「機材配置の確定に伴う見切り席・開放席の発生」です。ステージセットや音響・照明機材を実際に会場へ組み込んだ結果、当初の想定よりも客席スペースに余裕が生まれ、安全確認を経た上で追加席として販売されます。
ふたつ目は「関係者席やプロモーション枠の戻り」です。招待客やスポンサー用に確保されていた座席のうち、直前で不要となった枠が一般向けに再配分されます。
みっつ目は「単純な前売り枠の余剰」です。キャパシティに対して前売り販売数が満席に達しなかった場合、当日券としてそのままスライド販売されます。