神経科学者や心理学者によるその後の大規模な調査で、ドレスがどちらの色に見えるかには、個人の生活環境や属性が深く関係していることが明らかになってきました。
◆ 白金に見える人の特徴
研究によると、朝型の生活を送っている人や高齢層、あるいは日常的に屋外で太陽光を浴びる機会が多い人に白金派が多い傾向が確認されています。自然の太陽光(昼光)や日陰の青い光に慣れている脳ほど、環境光を「青」と推測して補正をかけやすいためです。
◆ 青黒に見える人の特徴
一方で、夜型の生活を送っている人や若年層、普段からPCやスマートフォンの画面、室内の人工照明(白熱灯やLED)に長く接している人は、青黒に見える割合が高いことが分かっています。脳が人工光特有の黄色みを帯びた環境を想定しやすいためです。
つまり、どちらに見えるかは眼球そのものの性能差ではなく、「これまでの人生でどのような光環境の中で世界を見てきたか」という脳の学習経験の違いを反映していたのです。