社歴の長さがスキルの高さに直結していないケースも、組織を悩ませる大きな課題です。いわゆる仕事ができないお局の特徴として挙げられるのは、過去の成功体験への固執と、新しい業務フローやデジタルツールへの強い拒絶反応です。業務の効率化を提案されても「昔からこのやり方だから」と一蹴し、属人的な古い慣習を押し通そうとします。
さらに厄介なのが、業務上の立場ではなく「人間関係の上下関係」で職場を支配しようとする傾向です。自分の気に入らない後輩や意見する同僚に対して冷淡な態度を取り、職場の心理的安全性を著しく破壊します。実務をこなさないベテランが権力だけを握っている状態は、優秀な若手社員の離職を招く最大のトリガーとなります。
マニュアルを更新せず自分だけの城を築く行為は、組織にとって大きなリスクです。ベテランの業務ブラックボックス化を解消し、業務成果を定量的に評価する仕組みが整っていない職場では、こうした問題が長期化しやすい傾向にあります。