盛岡競馬場を象徴するのが、バックストレッチから3コーナー、そしてホームストレッチにかけて存在する高低差だ。ダートコースとしては異例の立体的なレイアウトが、馬たちのスタミナを削っていく。特に最後の直線で待ち受ける上り坂は、息の入らないスプリント戦において見た目以上の負荷を各馬に与える。
当日までの気象条件もレース展開を大きく左右する。真夏の強烈な太陽が砂を乾かすのか、それとも突然の夕立が馬場を湿らせて超高速馬場へと変貌させるのか。馬場状態の微妙な変化を見極め、いち早くベストな進路を選択できる騎手の判断力こそが、勝利への鍵を握る。