次期自民党総裁選挙を睨んだ動きの中で、高市陣営が放つ政策提言は党内の力学地図を大きく塗り替えつつある。派閥の縛りが薄れ、個々の議員の政策的資質が問われる時代にあって、彼女の発信力は際立つ。
とりわけ注目すべきは、ネット空間における圧倒的な拡散力だ。従来の地上波メディアによる切り取り報道に対抗し、自身の肉声で政策の背景や詳細なデータを論理立てて語りかけるスタイルが、若年層や現役世代の支持層を急速に開拓した。党員票の行方を左右する地方組織でも「高市支持」の熱量は確実に浸透しており、永田町の長老たちもこの地殻変動を無視することはできない状況に追い込まれている。