掘り出し物を探す旅といえば、現地パリのクリニャンクール蚤の市を歩き回るのが長年の王道だった。迷路のように入り組んだ路地で古物商と掛け合いながら一生モノを探す体験は、今も愛好家にとって最高の醍醐味だ。
だが近年、入手ルートの主軸はオンラインへと急拡大している。フランス発の有名ヴィンテージECプラットフォームSelencyなどの台頭により、現地に足を運ばずともパリの名店ディーラーが厳選した一点物に直接アクセスできる環境が整った。
市場で特に人気の波が押し寄せているのが、1900年パリ万国博覧会の前後に出荷された作品群だ。職人技の粋を集めた万博時代のプロダクトは、美術品としての価値も高く、世界中の収集家が目を光らせている。