ネット上のコミュニティやホールの現場において、この「1回転」はどのように語られ、受け止められているのでしょうか。1回転連チャンネットの反応や現場関係者のリアルな証言を検証します。
大手掲示板「5ちゃんねる」のパチンコサロン板やX(旧Twitter)を覗くと、日夜対照的な投稿が飛び交っています。
「前任者が1200回転ハマって捨てたリゼロ2、座って500円プッシュの1回転目で先バレ鳴ってそのままLT突入。投資500円で一撃4万発出た。前任者ごめん」「甘デジ座って1回転で当たったけど、単発終了。オスイチって変にヒキを使うからその後の展開が地獄になりがち」といった当選者の生々しい歓喜と困惑が並ぶ一方、逆の視点からの怨嗟も渦巻きます。「隣のジジイが座って1玉目でキュイン。こっちは朝から5万使ってノーヒットなのに店員と目配せしてた。マジでホルコン遠隔疑うわ」といった書き込みです。
こうしたファンの疑心暗鬼に対し、関東圏で複数店舗を統括する現役ホール店長(40代)は取材に対して苦笑いを浮かべながら本音を明かします。
「報道やSNSでオスイチ遠隔が騒がれるたびに胃が痛くなりますよ。現場の本音を言えば、1回転で当てられてそのまま即ヤメされるのが、店にとって最も割に合わない痛手です。粗利(利益)はゼロ、設備電気代と人件費だけがかかり、出玉だけを根こそぎ持っていかれるわけですから。ホルコンに遠隔機能があるなら、真っ先にオスイチを阻止するボタンを押したいのが店側のリアルな本音です」
ホール関係者の言葉が示す通り、店側にとってオスイチは歓迎すべき演出などではなく、完全にコントロール不可能な「数学的事故」に他なりません。にもかかわらず疑念が晴れないのは、打ち手側の心に潜む人間特有の心理メカニズムが関係しています。