1964年の東京五輪から半世紀以上が経過し、現在のニッパツ三ツ沢球技場は施設の老朽化、屋根カバー率の不足、バリアフリー対応、Jリーグが求めるクラブライセンス基準(観客席の屋根敷設率やVIPルーム設備など)への適合といった構造的課題に直面しています。
これに対し、横浜市や地元経済界、横浜FCや横浜F・マリノスら関係団体によって長年議論されてきたのが「三ツ沢公園球技場建て替え構想(新スタジアム構想)」です。三ツ沢公園内の敷地を有効活用し、約2万人規模の屋根付きフットボール専用スタジアムへと再整備するプロジェクトが検討され続けています。
2026年現在においても、都市公園法上の建蔽率制限や、周辺の豊かな緑地・樹木の保全、建設コストの最適化、民有活力の導入手法などを巡り、関係各所による詳細な調査と合意形成が進められています。「ピッチとの極限の近さ」という三ツ沢固有のアイデンティティをいかに次世代スタジアムへ継承するかという点は、行政・クラブ・サポーターの共通のテーマです。今後の正式発表や事業計画の進展から目が離せません。