あびこエリアで今もっとも熾烈な争奪戦が繰り広げられているのが、駅近の築浅分譲マンションだ。建築資材の高騰と人件費の上昇により新築マンションの供給価格が高止まりする中、リノベーション済みの良質な中古分譲マンションに実需層が殺到している。
賢い買い手たちが着目しているのが、省エネ基準を満たした物件に対する住宅ローン減税の恩恵だ。税制改正によって借入限度額や控除率の適用要件が厳格化される中、昭和56年以降の新耐震基準を満たしているか、あるいは住宅性能評価書を取得しているかどうかが、実質的な購入総額を数百万円単位で左右する。
「築年数だけで判断して安易に飛びつくと、減税対象外となって後悔するケースが後を絶たない」とファイナンシャルプランナーは警鐘を鳴らす。物件価格だけでなく、各種控除や給付金を含めたトータルコストのシミュレーションが購入成功の分水嶺となる。