高校受験ナビやネット掲示板を閲覧していると、韮山高校の入試制度に関して危険な誤解が散見されます。特に注意すべき2つの盲点を是正します。
第1の誤解は、「韮山高校 推薦 裁量枠を使えば、学力不足でも逆転合格できる」という思い込みです。静岡県の公立入試における学校裁量枠は、主に野球、陸上、サッカーなどの部活動実績を評価する「体育系裁量枠」や「理数探究枠」が設定されています。しかし、韮山高校の裁量枠は他校と異なり、要求される学力基準が極めて高く設定されています。部活動でどれほど優秀な成績を残していても、内申点が36を下回っていたり、当日点で極端な低得点を取ったりした場合は容赦なく不合格となります。「裁量枠=学力の抜け道」という認識は完全に誤りです。
第2の誤解は、「内申点さえ足りていれば本番は失敗しても逃げ切れる」という内申神話です。前述の通り、第1段階選抜で内申点が足切りをクリアしたとしても、その枠内での合否決定は「当日の学力検査の点数順」で行われます。内申点44の受験生が当日に175点しか取れず、内申点39で当日210点を叩き出した受験生に敗れ去る事例は毎年のように発生しています。内申点はあくまで「土俵に上がるための入場券」であり、最終的な勝負は記述力と応用力にかかっています。