かつて社会現象となったテレビドラマ『ノーサイド・ゲーム』は、ラグビーの熱量とビジネスの緊迫感を融合させた見事なヒューマンドラマだった。あの作品に出演した元選手たちのリアルな演技は、視聴者の胸を熱く焦がした。しかし、現実のセカンドキャリアは、ドラマ以上の劇的な展開を見せている。
エンターテインメント業界へ進出した元選手たちは、自身のストーリーをコンテンツとして昇華させている。劇中のキャラクターを演じるだけでなく、自ら映像制作の監修やクリエイティブの現場に関わるケースが増加した。タックルの痛みを味わった者だけが表現できる肉体性と情熱が、スクリーンや画面越しに強烈な説得力をもたらしている。