バイク免許の取得にあたり、指導員が最も目を光らせているのが受講者の安全対策だ。近年、各指定自動車教習所では、警察庁のガイドラインや安全指導マニュアルの改訂に伴い、プロテクターの装着ルールや肌の露出に関する確認が従来以上に厳格に行われている。
最新の指導基準において重視されているのは、単に「皮膚を隠すこと」だけではない。転倒時の摩擦熱や打撃から体を守れるか、そして操作性を阻害しないかという点だ。たとえば、デニム地であっても薄手でストレッチ性が高すぎるパンツや、転倒時に破れやすいダメージ加工の服は拒否対象になることがある。現場の安全意識が高まった結果、従来の「長袖・長ズボンなら何でもOK」という甘い認識は通用しなくなっている。