額面で「年収40億円」と言っても、実際に彼の手元に残る金額はそこから大きく削られる。ここには北米プロスポーツ選手が直面するシビアな現実がある。
まず、彼が拠点を置くカリフォルニア州は全米でもトップクラスに所得税率が高い。連邦税と州税を合わせると、課税率は最高で50%前後に達する。さらにエージェント(代理人)への報酬が年俸の約3〜4%、そしてNBA独自のシステムである「エスクロー制度(年俸の一部をリーグに一時預託する仕組み)」による控除も加わる。結果として、税引後の手取り額は額面総額の45〜50%程度、つまり20億円前後に落ち着く計算だ。