気象庁は、日本全国の活火山のうち特に活動的な50山を選定し、24時間態勢で常時観測を行っている。地震計、傾斜計、GNSS(衛星測位システム)、熱カメラなど多角的なセンサーが配備され、地下のマグマ移動に伴うわずかな膨張や微小地震を見逃さない仕組みだ。
ここで重要な役割を果たすのが「噴火警戒レベル」である。レベル1(留意)からレベル5(避難)までの5段階で状況が示され、周辺住民や登山者に即座に行動を促す。異常の兆候をいかに早く捉え、確実な防災行動へ繋げられるか。最新のデータ解析技術が現場の判断を支えている。