絶海の孤島というイメージが先行しがちだが、効率的なルートを押さえれば本土からの移動は驚くほどスムーズだ。空路の主軸を担う日本エアコミューターの定期便を活用すれば、鹿児島空港や奄美空港からの乗り継ぎでストレスなく到着できる。便数が限られるプロペラ機路線だからこそ、座席指定や乗り継ぎ時間の事前設計が旅の成否を分ける。
島内の移動手段はレンタカーの事前確保が鉄則だ。台数に限りがあるため、連休や夏場は航空券と同時に手配しなければ移動の自由を失うことになる。島を一周する道路は約40キロメートル。海岸線沿いを車で巡れば、隆起サンゴ礁が形成した階段状の地形「海成段丘」がパノラマのように視界へ飛び込んでくる。
潮風が心地よい海岸エリアには、白砂が広がるスギラビーチや荒波が刻んだ岩礁など、手つかずの絶景が点在する。観光客でごった返す著名リゾートとは異なり、波音だけが響く静謐な空間で過ごす時間は何物にも代えがたい。