犯人の岩埼友宏は、犯行以前から冨田さんに対してインターネット上で異常な執着を見せていた。その温床となったのが、SNSをはじめとするオンライン空間である。岩埼はTwitterやAmebaブログのコメント欄を通じ、一方的かつ大量の書き込みを執拗に繰り返していた。
自身が贈ったプレゼントの腕時計を返送されたことに逆上した男は、SNS上で殺意を仄めかす投稿を急激にエスカレートさせていく。画面越しの身勝手な拒絶感は、やがて現実世界の追跡行動へと変貌した。犯行当日は京都の自宅から上京し、武蔵小金井駅周辺で待ち伏せを実行。接触を拒まれるや否や、隠し持っていたナイフを取り出し凶行へと及んだのである。