持参とお持ちするの違いは?「持っていく」敬語の使い分けとNg例

持参とお持ちするの違いは?「持っていく」敬語の使い分けとNg例

持参とお持ちするの違いは?「持っていく」敬語の使い分けとNg例の真相について、専門知識を詳しくお届けします。

Q1:「持参してください」はなぜ失礼にあたるのですか?
A1:「持参」という言葉は本来、自分側の動作として「持って行く」ことを指す意味合いが強いためです。また、語尾の「〜してください」は敬語表現ではあるものの、本質は指示・要請の命令形です。相手に物品を求めているにもかかわらず上から指示する響きになるため、ビジネスでは「ご持参いただけますでしょうか」や「お持ちくださいますようお願いいたします」と言い換える必要があります。

Q2:「持ってまいります」と「お持ちします」はどう使い分けますか?
A2:どちらも謙譲語ですが、文脈の硬さが異なります。「お持ちします」は相手に対する気配りや親身なサポートを強調する際に適しており、社内外問わず広く使えます。一方の「持ってまいります」は、「行く・来る」の謙譲語「参る」が含まれるため、改まった商談や取引先の重役に対する報告など、自らの立場をより強くへりくだるフォーマルな席で好まれます。

Q3:社内のチャットツールで上司に資料を届ける連絡をする場合、最も自然な言い回しは何ですか?
A3:スピード感が重視されるビジネスチャットでは、簡潔さと礼儀正しさが両立する「確認用の資料を〇時にお席までお持ちします」が最適です。「持参いたします」とすると硬すぎてチャットのテンポを損ない、「持っていきます」では敬意が不足するため、「お持ちします」が最もバランスの取れた選択肢となります。

林 結菜
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林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。