いかに栄養価が高くとも、日々の調理が面倒であれば習慣化は難しい。レシピ検索サイトのクックパッドや各種SNSでも、玄米と雑穀米の「手軽な炊飯テクニック」や「常備菜との合わせ方」に関する検索頻度は高い水準を維持している。
玄米を炊く際の最大のハードルは、6時間以上の浸水時間を要する点や専用の炊飯モードが必要になる点だ。この課題に対し、家庭では圧力鍋を活用して短時間でふっくら炊き上げる方法や、あらかじめ多めに炊いて一食分ずつ冷凍ストックする運用法が一般化している。一方で雑穀米は、研いだ白米に計量した雑穀と水を加えて普段通り炊飯器のスイッチを押すだけという手軽さがあり、忙しい平日でも無理なく取り入れられる強みを持つ。
スープジャーを活用した雑穀リゾットや、玄米を使ったスパイスカレーなど、それぞれの食感を活かしたレシピの多様化が、ハードルを下げて継続を後押ししている。