日本のファッション史において、1984年から2016年まで銀座の地で親しまれた「プランタン銀座」は、フランスの洗練されたライフスタイルを身近にしてくれた存在だった。当時、若者たちの憧れだったあのエスプリは、形を変えながらも今なお日本の人々の記憶の中にしっかりと息づいている。
2026年、円安や旅行スタイルの変化を経てもなお、多くの日本人旅行者がパリのオスマン本店を好んで訪れる。それは単にブランド品を購入するためだけではない。かつて日本で触れたフレンチ・エレガンスの「本流」に触れ、最新のトレンド感覚を肌で吸収したいという強い欲求があるからだ。