袋かけを成功させるためには、正しい手順と「密閉度」を意識した取り付けが不可欠です。どれほど高機能な袋を使っても、隙間があればそこから害虫や雨水が侵入して台無しになってしまいます。
【ステップ1:最終薬剤散布としっかりとした乾燥】
袋をかける直前に殺菌剤や殺虫剤の散布を行うのが一般的です。重要なのは「薬剤が完全に乾いてから袋をかける」こと。湿ったまま袋を閉じると、内部が高湿度になり病気や薬害を引き起こします。
【ステップ2:袋を立体的に膨らませて被せる】
袋の口を開いたら、底のマチをしっかり広げて風船のように膨らませます。果粒が直接袋の内側に触れない空間を作ってから、下から優しく房を迎え入れます。
【ステップ3:針金留めのコツと隙間防止】
房の付け根(果軸)に向けて、袋の口を左右から均等に「ひだ」を寄せるように折りたたみます。付属の針金を果軸の太さに合わせてきつめに2〜3回巻きつけるのがポイントです。このとき、軸を締め付けすぎて樹勢を損なわないよう注意しつつ、上部に指が入るような隙間を残さないよう密着させます。