モルックのルーツは、北欧フィンランドの伝統的な投擲(とうてき)競技「キイッカ(kyykkä)」にあります。これを1996年にフィンランドの企業が、年齢や体力を問わず誰もが手軽に楽しめるよう現代風にアレンジして誕生したのがモルックです。
日本国内では2011年に一般社団法人 日本モルック協会(JMA)が設立され、地道な普及活動が進められてきました。北欧の豊かな自然の中で生まれた木製用具ならではの温もりと、手軽に持ち運べるパッケージ性が、日本のアウトドアブームや公園カルチャーと見事に合致しました。
なぜこれほどまでに人気が沸騰したのか、その理由を紐解くと「参入障壁の低さ」と「圧倒的な競技性の高さ」の両立に行き着きます。激しいダッシュや跳躍を必要としないため、体力差や性別、年齢によるハンディキャップがほとんど生まれません。それでいて勝敗を分けるのは緻密な戦略と計算、そしてプレッシャーに打ち勝つ集中力という、ゲームとしての完成度の高さが多くのプレイヤーを虜にしています。