従来の抱っこ紐からの移行期において、最も実用的な選択肢として支持を広げているのがヒップシートキャリアとコンパクトなベビーカーの併用戦略だ。歩行と抱っこの要求が数分おきに交互に訪れる1歳半〜3歳期において、従来の抱っこ紐の着脱は保護者にとって大きなストレスとなる。
座面に子どもを乗せる構造のベビーアンドミー(BABY&Me)をはじめとするヒップシートは、肩ベルトへの依存度を減らし、腰全体で荷重を分散させながら瞬時の乗せ降ろしを可能にする。一方で、長距離の移動や荷物が多い日には、ピジョン(Pigeon)などが展開する軽量・高操作性のB型ベビーカーへ完全に主力を移す家庭が多い。抱っこ紐を単にゼロにするのではなく、「歩かせる時間」「ヒップシートで一時的に補助する時間」「ベビーカーで移動する時間」を明確に住み分けることが、ストレスフリーな移行の鍵を握る。