在宅ワークが定着した現代において、1LDKで最も切実な課題が「一人になれる時間の確保」だ。同じ部屋にいながら集中できる環境を作るには、部屋の隅(デッドスペース)を活用した「マイクロ書斎」の構築が極めて有効である。
壁に向かってコンパクトなデスクを設置し、背後にロールスクリーンや天吊りカーテンを設置するだけで、一瞬にして個室空間が出現する。こうした劇的な空間の可変性は、かつての人気テレビ番組『大改造!!劇的ビフォーアフター』で見られたような工夫に通じる。さらに、空間を圧迫しないためには不要なモノの削減が欠かせない。世界的に片付け旋風を巻き起こした近藤麻理恵氏のメソッドのように、真に必要なモノだけを厳選し、収納のデッドスペースを徹底活用することが、狭さを感じさせないプロの空間作りの黄金律となっている。