Q1:境内の拝観所要時間はどのくらい見ておくべきですか?
A1:境内全体を落ち着いて参拝する場合、標準的な所要時間は約60分から90分です。金堂内の仏像拝観、講堂、鼓楼、新宝蔵(特別公開時)を見学し、北東の奥にある「開山御廟(鑑真和上の墓所)」まで往復すると、徒歩移動を含めてしっかりとした時間が必要になります。隣接する薬師寺とあわせて巡る場合は、移動時間も含めて半日(3〜4時間)程度を確保するのが理想的です。
Q2:国宝の「鑑真和上坐像」は常時見ることができますか?
A2:常時公開はされていません。日本最古の肖像彫刻である国宝「鑑真和上坐像(御影堂安置)」は、文化財保護のため毎年6月5日から7日までの「開山忌」前後の数日間のみ限定公開されます。ただし、開山堂には2013年に造立された精巧な「御身代わり像(鑑真和上坐像複製)」が安置されており、こちらは通年で参拝することができます。
Q3:雨の日でも楽しめますか?傘をさしての拝観は大変でしょうか?
A3:唐招提寺は「雨の日こそ美しい」と評される稀有な寺院です。雨に濡れることで境内の苔の緑が一層鮮やかさを増し、金堂の古びた木造建築が深い陰影を帯びて天平の幽玄な世界を現出させます。境内は砂利道や土の通路が多いため水たまりに注意が必要ですが、雨音を聞きながら静寂の境内を巡る時間は、晴天時以上の深い感動をもたらしてくれます。