個人の趣味にとどまらず、都市全体の環境改善に向けたソリューション(NbS:Nature-based Solutions)としての緑化も急速に加速している。連日の猛暑やヒートアイランド現象に直面する大都市部において、植物による蒸散作用と遮熱効果は科学的にも再評価された。
自治体による壁面緑化助成金制度の拡充や、民間建築での緑化率義務化の流れに伴い、個人の住まいにおける緑化も「社会貢献」の意味合いを帯び始めている。自宅のベランダや屋上を緑化することが、微小な気候緩和に直結する。市民一人ひとりが「都市の緑の点」となり、それらが結びつくことで巨大なエコロジカル・ネットワークが形成されつつある。