夫妻の処刑後、残された3人の子どもたちも波乱の運命を辿りました。
後継者として甘やかされ、悪行を重ねていた次男のニク・チャウシェスクは革命後に逮捕・投獄され、釈放後の1996年に肝硬変のため45歳で死去しました。長女のゾヤ・チャウシェスクは数学者として研究生活を送りましたが、財産を没収された困窮のなか2006年に肺がんで亡くなっています。
政界から距離を置いていた長男のヴァレンティン・チャウシェスクは高名な物理学者であり、現在もブカレスト近郊で静かに暮らしています。彼は両親の残した負の遺産と向き合いながら、没収された個人コレクションの返還訴訟などを行い、メディアの表舞台にほとんど出ることなく余生を過ごしています。