都内の有名ネイルサロンに通えば、1回の施術で1万円前後の出費は珍しくない。これに対し、自宅でのDIYネイルは1回あたりわずか数ユーロ、日本円にして数百円程度に抑えられる。この劇的な価格差が、若年層だけでなく30代〜50代の働く世代をも巻き込んだセルフネイル回帰の大きな原動力だ。
しかし、単に「安いから」選ばれているわけではない。タイムパフォーマンス、いわゆる「タイパ」の高さも見逃せないポイントだ。完全硬化までわずか10秒程度の高速LEDライトや、未硬化ジェルの拭き取りが不要なノンワイプトップジェルの普及により、隙間時間での施術が可能になった。仕事が終わった深夜でも、休日の朝の15分でも、思い立った瞬間に爪をリフレッシュできる自由度が現代人の生活リズムにフィットしている。