1989年(平成元年)3月18日、三重県松阪市に生まれた西野カナは、現在37歳を迎えている。2008年にシングル『I』でメジャーデビューを果たして以来、日常の些細な心の揺れ動きを巧みに切り取るソングライティングで、瞬く間に平成後期のティーンカルチャーの頂点へと上り詰めた。
生年月日から見ても、彼女はまさに「平成」の幕開けとともに生を受け、平成の終わりとともに一度マイクを置いたシンボル的な存在だ。30代後半という円熟期に差し掛かった今も、その透明感あふれるハイトーンボイスと親しみやすいビジュアルは健在である。年齢を重ねるごとに増した大人の気品と、デビュー当時から変わらない等身大のキュートさ。その絶妙なバランスこそが、活動を再開した彼女の新たな魅力となっている。