そもそも、なぜ経血が赤ではなく黒っぽく見え、レバーのような塊となって排出されるのか。その鍵を握るのは「ヘモグロビンの酸化」と「酵素の働き」だ。
子宮内膜が剥がれ落ちて排出される際、通常は酵素の力で経血がサラサラに溶かされる。しかし、経血が子宮内や膣内に長くとどまると、血液中の鉄分が空気に触れて酸化し、鮮血の赤から茶褐色、さらには黒色へと変色していく。朝起きた直後や、長時間座りっぱなしだった後に黒っぽい塊が出やすいのはこのためだ。
少量で、なおかつ生理の初日や終盤の一時的な現象であれば、身体の構造上起こりうる生理的な反応といえる。問題は、その塊が「どれくらいの頻度で」「どの程度の大きさで」生じているかだ。