ファミチキが世に送り出された2006年当時、その価格は税込160円だった。100円玉と50円玉、10円玉を1枚ずつ出せば買える絶妙な値付けと、柔らかくジューシーなモモ肉の味わいは、中高生からビジネスパーソンまで幅広い層の心を瞬く間に掴んだ。しかし、世界的な穀物相場の変動や為替の円安基調が本格化した2026年代に入り、値上げの波は容赦なく押し寄せた。
2026年、2026年と相次いだ価格改定により、200円の節目はあっけなく突破された。さらに2026年から2026年にかけてのコスト調整を経て、2026年現在の通常価格は230円前後(税込)の水準で定着している。たった数十円の上昇に見えるかもしれない。だが、長年「100円台後半」に慣れ親しんできた層にとって、200円台半ばへと近づく数字の重みは、心理的に無視できないハードルとなっている。