観光やドライブの直前に見落とせない雨雲と路面凍結の兆候を独自に検証すると、平地と山間部の境界線に決定的なリスクが浮かび上がる。茶臼岳をはじめとする山並みに南西の湿った空気がぶつかる際、標高1,000メートル付近ではわずか30分で雨雲が爆発的に発達する。午前中に澄み渡っていた青空が、正午過ぎには激しい雷雨やみぞれへと姿を変える事例が後を絶たない。
特にボルケーノハイウェイや日塩有料道路(もみじライン)周辺の路面温度データは、平地が摂氏8度を記録していても、日陰のカーブではマイナス2度まで冷え込んでいる事実を示している。いわゆるブラックアイスバーンだ。肉眼では単なる濡れたアスファルトにしか見えない路面が、実際にはスケートリンクのように硬く凍りついている。週間推移で「概ね晴れ」とされていても、夕刻から早朝にかけての放射冷却による凍結リスクは跳ね上がる。出発直前にピンポイントの高度別気温と雲行きを再確認しなければ、旅路は一瞬で立ち往生へと暗転する。