業界の羅針盤となる東京ネイルエキスポでは、これまでの概念を覆す新しいテクスチャーやケア発想のマテリアルが続々と発表され、美容業界全体に大きなインパクトを与えている。単なるデコレーションの時代は終わりを告げ、自爪の健康を守りながら美しさを追求するハイブリッドな施術法が主流となりつつある。
日本におけるネイルアートの先駆者であり、確固たる美学を発信し続ける黒崎えり子氏も、素材の質感やフォルムの美しさを際立たせるアプローチの重要性を説く。日本ネイリスト協会が掲げる高い技術基準と衛生管理の思想が現場に浸透したことで、爪を削りすぎないパラジェルなどのノンサンディングベースや、通気性に優れた高機能トップジェルの普及が一層加速した。