ドロンジョというキャラクターを完成させた最大の要素は、その声にあります。初代から長きにわたりドロンジョの声を担当したのは、声優界のレジェンド・小原乃梨子さんです。
小原さんは「〜かい?」「おやりよ!」といった独特の語尾や、ボヤッキー・トンズラーを叱り飛ばすドスの利いた怒声、そしてピンチの際に見せる愛らしい悲鳴を絶妙なニュアンスで演じ分けました。単なる悪女ではなく、どこか気品と母性を感じさせるその演技こそが、ドロンジョを半世紀愛されるヒロインへと押し上げた原動力でした。
また、2015年に放送されたスピンオフアニメ『夜ノヤッターマン』では、ドロンジョの血を引く少女・レパードを喜多村英梨さんが演じ、過酷な世界で立ち上がる健気な素顔のドロンジョ像を熱演。偉大な先人が築いたキャラクターの魂は、次世代の実力派声優たちへと脈々と受け継がれています。