プライベートの選択においても、1984年生まれの世代は多様なモデルケースを提示しています。かつての芸能界のように「適齢期に結婚して家庭に落ち着く」あるいは「仕事のためにプライベートを完全に犠牲にする」といった二者択一ではなく、仕事と私生活を高い次元で共存させるスターが目立ちます。
代表的な好例が生田斗真です。女優の清野菜名との結婚、そして第1子誕生を経てからも、役者としてのストイックな姿勢は変わるどころか、より人間味あふれる芝居へと昇華されています。また、木村カエラと俳優・瑛太(永山瑛太)の夫婦関係も、互いのクリエイティビティを尊重し合う理想のパートナーシップとして世間から温かい眼差しを向けられています。
一方で、田中圭のように20代半ばで結婚し、2児の父として家庭を支えながらブレイク期を迎えたタフなケースもあれば、松本まりかやカズレーザーのように、独身生活や自らのライフスタイルを愛し、表現活動や趣味に情熱を注ぎ込むスタンスも広く受け入れられています。結婚しているか否か、子供がいるか否かでタレント価値が左右される時代は終わり、自分らしい生き方を確立しているかどうかが問われる時代になりました。1984年組はその先頭に立ち、多様な生き方の選択肢を提示しています。