せっかく丁寧に仕込んだ自家製茶ですから、そのポテンシャルを100%引き出す淹れ方をマスターしましょう。桑の葉茶は、温度や抽出時間によって表情をドラマチックに変えます。
基本のホット抽出:90℃の熱湯で香りと成分を解き放つ
自家製の桑の葉茶(乾燥焙煎葉)を急須に大さじ1〜2杯(約3〜5g)入れます。沸騰したての湯を少し落ち着かせた90℃前後のお湯を注ぎ、フタをして2分〜3分間じっくりと蒸らします。注ぎ切る最後の一滴(ゴールデンドロップ)に豊かな旨味が凝縮されています。仕上がりは黄金色から淡い緑色で、口に含むと香ばしい焙煎香の奥から、桑特有の上品な甘みがふわりと広がります。
暑い季節や常備に最適:澄んだ甘みの「水出しスタイル」
苦味や渋味を極力抑え、まろやかな清涼感を味わいたい場合は水出しがベストです。お茶パックに自家製茶葉を5〜10g詰め、1リットルの冷水ポットに投入します。そのまま冷蔵庫で2時間〜3時間静置するだけで完成します。熱を加えない水出し抽出は、茶葉の雑味が出にくく、ゴクゴクと飲めるすっきりとした喉越しに仕上がります。
香ばしさをブーストする和ハーブブレンド
単体でも完成された味わいですが、他の食材とブレンドすることで飽きのこない日常茶になります。特に相性が抜群なのが「炒り玄米」です。市販の玄米をフライパンでキツネ色になるまで乾煎りし、桑の葉茶と1対1で混ぜ合わせると、老舗茶舗の特選玄米茶を思わせるリッチな香ばしさが楽しめます。その他、ハトムギやレモングラスとのブレンドも、すっきりとしたアフタヌーンティーとして秀逸です。