可処分時間とは?企業が奪い合う理由とZ世代タイパ消費の真相

可処分時間とは?企業が奪い合う理由とZ世代タイパ消費の真相

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自分自身にどれだけの自由が残されているかを把握するには、客観的な数値の算出が欠かせません。可処分時間の基本計算式は次の通りです。

【可処分時間の基本計算式】
24時間 -(睡眠時間 + 食事・身支度・入浴 + 労働・通学時間 + 通勤・移動時間 + 必須家事・育児時間)= 可処分時間

総務省統計局が実施している「社会生活基本調査」などの公的データや、リクルートワークス研究所の労働・生活実態レポートを突き合わせると、現代の日本人が実際に保持している可処分時間のリアルな輪郭が浮き彫りになります。属性別の平均的な時間配分は下表の通りです。

生活者属性平日1日の平均可処分時間拘束・生活維持時間の目安編集部の分析・実情単身会社員(フルタイム)約3.5時間 〜 4.5時間仕事・通勤で約11時間、睡眠・生活で約9時間帰宅後の数時間に動画視聴やSNSが集中し、夜更かしによる睡眠不足を招きやすい。共働き子育て世帯(未就学児有)約1.0時間 〜 2.0時間家事・育児・労働で計16時間超、生活必需約6.5時間「時間貧乏」の典型層。まとまった時間が取れず、細切れの数分間をスマホで消費する。大学生・専門学生約5.5時間 〜 7.0時間講義・課題・バイトで約9時間、生活必需約9時間時間量は潤沢だが、マルチタスク(ながら視聴やゲーム並行)が最も常態化している。定年後シニア層(65歳以上)約6.5時間 〜 8.0時間就労なしの場合、生活必需・健康維持で約16時間趣味やテレビ・YouTube利用の比率が高く、デジタルシフトが急速に進展している。

リクルートワークス研究所が指摘するように、日本国内の構造的な働き手不足に伴って女性やシニアの就業率が上昇した結果、社会全体で見ると1人あたりの可処分時間は確実に縮小傾向にあります。平日に自由に使える時間は、現役世代のビジネスパーソンでわずか3〜4時間程度、子育て世帯に至っては1時間台にまで落ち込むのが実情です。

山本 拓海
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山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。