良かれと思って施したテーピングが、かえって症状を深刻化させるケースが目立ちます。特に陥りやすい3つのNGパターンを把握しておきましょう。
NG1:テープを強く引っ張りすぎて貼る
「しっかり固定したい」という心理から、ゴムバンドのように強く引き伸ばして貼ってしまう行為は完全に逆効果です。テープが縮もうとする強力な力によって腸脛靭帯が大腿骨の外側上顆へ強く押し付けられ、摩擦の圧力が倍増して激痛を招きます。
NG2:関節の曲げ伸ばしを無視してピンと貼る
膝を完全に伸ばした状態でテープを貼ってしまうと、走る際に膝を曲げた瞬間、過剰な突っ張り感が生まれて関節の自然な可動域を奪います。必ず膝を軽く曲げたリラックス状態で貼るのが原則です。
NG3:皮膚のかゆみや水疱を我慢して走り続ける
汗をかく長距離走ではテープによるかぶれが起きやすくなります。違和感やかゆみが生じている状態で無理に貼り続けると皮膚炎を併発し、治療の長期化を招くため、異変を感じたら直ちに剥がす勇気が必要です。