七代目体制への移行を実質的に主導しているのは、六代目山口組のナンバー2、高山清司若頭であることは論を待たない。彼の圧倒的な恐怖支配と卓越した戦略眼が、分裂抗争を事実上の勝利へと導いた。高山氏自身も高齢であるが、その執念は衰えていない。
「ポスト司忍」の最有力候補として組織図の頂点近くに配されているのは、弘道会三代目の竹内照明会長だ。高山若頭の愛弟子であり、実質的な実務を取り仕切ってきた人物である。彼が七代目を継承することで、弘道会による山口組支配は「三代連続」となり、名実ともに「弘道会山口組」が完成することになる。だが、このシナリオに血判を押さない幹部たちが、水面下で不穏な動きを見せているとの情報もある。