鳥谷選手が2塁を陥れた直後、東京ドームのボルテージは最高潮に達しました。得点圏に走者を背負ったことで台湾バッテリーには強烈なプレッシャーがかかり、打席の井端弘和選手への攻め方が一変します。
2ストライクと追い込まれていた井端選手は、甘く入ったフォークボールを見事に捉え、センター前へ弾き返す同点適時打を放ちました。2塁から鳥谷選手が生還し、4対4の同点。土壇場での奇跡的な同点劇にスタジアムは揺れ、勢いづいた侍ジャパンは延長10回表に中田翔選手の犠牲フライで勝ち越し、4時間37分に及ぶ死闘を制しました。
試合後、井端選手は「鳥谷が走ってくれたことで、ヒット1本で同点という割り切りができた。あの盗塁がなければ同点はなかった」と語っており、チームメイトの絆と信頼が生んだ劇的な逆転勝利でした。